総合満足度 4.0
投稿者:konuts-nutsさん(女性・39歳・東京・専業主婦)
店舗名 |
渋谷校 |
利用期間 |
1年8ヶ月(2014年3月〜2015年11月) |
受験資格 |
- 行政書士 横溝プレミアム 2015年11月の試験を受験し、合格
- 当時38歳
|
資格スクール選びで特に重視した点 |
|
※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
LECを選択した一番の理由は、カリスマ講師・横溝先生の存在があったからです。
受験一年目、価格最優先で決めた「突破塾」という通信講座を受講していたのですが、本試験前日にLEC渋谷校で開催された「ズバリ!ストライク講座」に参加し、初めて横溝先生の授業を受けたときに、あまりにもわかりやすい内容にびっくりしたのを覚えています。
翌日の受験が終わり、早々に不合格を確信した私は、「横溝先生の講義を申し込もう」と決めてすぐに資料を取り寄せました。
「横溝プレミアム」は、すでに基礎知識がある人向けの講座です。民法、行政法、憲法、会社法、商法、一般知識をすべて横溝先生が担当する講座です。
「ここは覚えておいてね」と言われた箇所は必ず覚える、Aランクに振り分けられた学習範囲は特に念入りに復習する等々、先生が言うことをそのまま素直に実行していれば、合格できるのではと思えるほど、きめ細やかな内容となっています。
私が特に助かったのは、その事件・裁判が起きた時代背景や、他の類似判例との違いなどを明確に伝え、強調してくれる事です。頭の中で差別化ができ、結果、記憶しやすく、覚えるのがそれほど苦ではありませんでした。
ただ、横溝プレミアムは「基本がすでにできている人」を対象にしているので、応用知識も多く、基礎がしっかりしていないと、却って混乱してしまうこともありました。
そういった意味では「合格講座」で基礎固めをしたほうがいいケースもあると思います。
LEC東京リーガルマインドを選んだ決め手は?
- 割引・キャンペーンが使えた
- 合格者を多数輩出している実績
- 体験授業等の講師が良かった
LECの講座は、公式HPなどで見ると価格が一見高いのですが、本試験(11月第二週の日曜日)終了後から年末頃まで奨学生試験を実施しており、小テストの正解率に比例して講座が割引される制度がありました。
また、それとは別に毎月割引キャンペーンを行っており、月を選べば半額程度にまで安くなります。月末にキャンペーンをすることが多いのですが、私は12月末に50%割引で申し込んだため、10万円以上お得でした。
他の資格スクールと比較・検討しましたか?
もともと横溝プレミアム講座は、私が受講する前年は池袋で開講されており、自宅から比較的近いこともあって受講を決めていたのですが、次からは渋谷開講予定といわれ、少し迷いました。
伊藤塾も渋谷にあったので、通う手間が同じということで、比較検討しました。伊藤塾を選ばなかったというよりも、横溝先生がLECにいたから結局LECに決めたといったほうが正しいかもしれません。
なぜ、独学ではなく、資格スクールに通おうと決めましたか?
法律初学者だったことが一番の理由です。独学用のテキストを購入したこともありますが、日本語なのに書いてあることすらわからず、これは独学では厳しいと早々に講座受講を決めました。
講師 5.0
横溝先生の講義は、無駄がありません。膨大なテキストの中から、「覚えるべきこと」と「覚えなくてよいこと」を振り分けていき、「この箇所は無視していい」ということすらあります。
時事問題に絡めて解説をすることも多いため、頭に入りやすく、また、判例を図にして解説してくれるので記憶に残りやすいです。
その他行政書士試験には、出題範囲が明確でない「一般知識」という科目があり、たとえ法令科目がすべて解けたとしても、一般知識で6問以上正解しなければ不合格となってしまいます。
地味な科目で後回しにされがちですし、かといって独学だとどこから手を付けていいかわからないので放置してしまうのですが、横溝先生の一般知識講座で「Aランク(またはAプラス)」と指摘された箇所を重点的にやっておくだけでも、安心できると思います。
飴と鞭を使い分けて、時には優しく時には厳しく叱咤激励してくださいますが、常にいい講義を提供しようという姿勢に励まされる受講生も多いです。
講義内容も、人柄も慕われている文字通り「カリスマ講師」だと思います。
価格 4.0
総額 |
298,000円 |
内訳 |
- 入学金:0円
- 授業料:298,000円
- テキスト代:0円※授業料に含まれる
|
※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
まず、私が受講した年度より数万円値上がりしています。正規価格だけで見ると、当時でも「高いな」という印象でした。
しかしキャンペーン割引をほぼ毎月、特に月末にしていますし、特典として「合格講座(通信)」の一部無料受講や、たまにですがクオカードプレゼント等あるので、今振り返るとそれほど高い買い物ではなかったと思います。
特に初級者向けの合格講座を、通信とはいえ無料受講できたのは、基礎を完全に理解しているといえない私にとって、ありがたい特典でした。
キャンペーンによっても異なるので、講座以外に何がオプションでついてくるのかを調べ、納得できるのであれば、そのときに申し込んだほうがいいです。
私は模試代込みで15万円までと決めていて、実際にキャンペーンを最大活用してそれ以下で受講しました。さすがに正規価格のままでは、選択肢から外したと思います。
教材 4.0
よくできたテキストだと思いますが、余白が少ないことが不満でした。本試験日には全ての教材を持参できないため、テキストに講義内容のポイントを書き込みたかったのですが、あまりスペースがなく苦労しました。
MEMOと書かれた補足がテキストの隅に小文字で書かれているのですが、本試験では、そのMEMO部分から出題されている箇所も多く、助かりました。
本文に組み込むほどではないけれど、判例を理解するのに重要な補足が多かったと思います。本試験直前期に見返すと効果的だと思いました。
その他は小さなことですが、テキストの色についてです。テキストの表紙は、数年前まで科目ごとに違うカラーだったそうですが、私が受講したときはモノクロでした。
本棚やバッグの中を探すときに探しにくかったです。自分で色付けをするなど一工夫が必要です。
スクールの運営・サービス 2.0
補講システム |
同講座の通信受講 |
欠席補講のDVD |
通信用のWeb受講またはDVDを無料で受講できるので、これを代講として利用しました。 |
自習室 |
自習室はあります。全国どこでも使用できました。席数も問題なかったです。 |
※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
人間的に悪い方はいないと思います。しかし、各学校やスタッフ個々人の裁量がある程度認められているのか、電話するたびに応対が異なっていて、混乱することがありました。
例えば「模試を当日受けられないので、郵送してもらうのは可能か」と問い合わせたところ、最初に応対した方は「着払いなら可能」、次に応対した方は「無料で可能」、最後に応対した方は「郵送は不可、受け取りにくること」と言われ、試験日が迫っている中で焦りもあり、その統一性のなさに苛々しました。
また忙しいからか、「担当から折り返します」と言われても連絡がなく、こちらから再度電話するということが何度もありました。
実際に学校で話してみると良い方も多いのですが、この点については、改善の申し入れをしました。
資格スクール 全般 Q&A
どのようなきっかけで資格試験・講座受講に挑戦しようとしましたか?
起業して会社の代表をやっていた時に、色々なトラブルに巻き込まれたことがありました。若くして起業したこともあり、なめられていたのだと思います。
請求書を送っても未払いが続いたり、明らかにおかしい契約書にサインさせられそうになったこともありました。
その時に「たとえ自分は騙されたと喚いても、会社で不祥事が起きると必ず代表が責任を取ることになる。会社と自分を守るためには、法律の知識を身につけなくては」と強く思ったのがきっかけです。
自衛のための手段でしたが、今では同じような経験をさせたくないという思いから、起業した人たちの支援をしていきたいと考えるようになりました。
資格のスクールを今検討している人に、「選び方・比較ポイント」としてどのようなアドバイスをしますか?
どうしても気になるのが費用ですが、各スクールの講座内容に何が含まれているかをまず確認したほうがいいと思います。
模試や自習室の使用料は含まれているのか、本講座以外にも答案練習講座など、どれだけのオプション講座がついているかなど、単独で受講した場合の価格を一つずつ計算していくと、意外とスクールが推している講座が、一番コストパフォーマンスが高いということもあるかもしれません。
また、安いだけの講座で数年かけて受かるより、少々無理をしてでも、「これだけの投資をしたのだから今年絶対合格」と自分で決めて集中したほうが結果的にはいいと思います。
安い講座も毎年積み重ねていくと、却って割高になります。
どのくらい勉強しましたか? また、どのようにその時間を捻出しましたか?
3月から始めましたが、通学講座だったので講座終了後に復習する程度でした。時間は一時間程度だったと思います。
だんだん6月ごろから講座の回数も増え、7月にある最初の模試を意識しはじめたころから、復習に加えて問題集にも手を付けました。
6月から8月までは一日3時間程度、9月からの直前期は一日4時間程度でした。
まだこどもが生まれたばかりだったので、自分の時間がとれず、授乳中にテキストをパラパラ見たり、こどもが寝ているときに「起きるまで」と集中して問題をときました。
授業で学んだことをどのように定着させましたか? 勉強方法で工夫した点は?
問題集を何度も解いたり条文を読んだりと、大切なことはたくさんありますが、8月末までは、できるだけテキストを読んでほしいと思います。
問題集をとくと勉強した気分になって充実感はあるのですが、テキストをおろそかにすると直前期に伸びません。私がそうでした。
むしろ、テキストと条文は暇さえあれば読み込んでおいて、問題集に取り掛かるほうがラストスパートで挽回できます。
モチベーションが下がったときの対処法は?
菊間千乃さんの「私が弁護士になるまで」を何度も読み返しました。
焦りながら勉強する日々のこと、一度目の受験で失敗したときの喪失感などが正直に綴られていて、目指している資格は違うけれど、「私も頑張ろう」と、読むたびに力が湧きました。
2回以降の受験で合格の場合、前回不合格の原因はなんだと思いますか?
3度目での合格です。私の不合格の原因は、「基本を飛ばして、勉強した気になっていた」ことに尽きると思います。
テキストをちゃんと隅から隅まで読まずに、問題集を何回まわしたとか、模試の点数ばかりを気にして基本をおろそかにしていました。
テキストをよく読めば、模試で「知らないから」ととばした判例の解説が補足説明されていたり、実際に本試験でも「ここに注意」と書かれていた箇所が出題されていたりしました。
テキストを読み込んでいないため、一つ一つの項目は理解していても全体の流れはつかめておらず、例えば行政組織法と行政事件訴訟法の混合問題が出題されると、途端に混乱してしまい、点数を落としました。
この資格試験を取得してよかったと思うことはありましたか?
開業したばかりなのでまた未知数ですが、同期の存在にとても助けられています。同じ目標に向かって努力し、悩みを打ち明けあったあり、一緒に仕事をしたりできる仲間がいるのはとても心強いです。
また、私は創業支援を主業務にしているのですが、過去の自分の経験から「何を求められているのか、自分が経営者だった頃は何を求めていたのか」を考えて、サービスを工夫できます。
行政書士業務は無限にあるので、自分のこれまでの経歴と結び付け、新たなサービスを生み出すことも可能です。そういった意味では、自分の経験を、行政書士資格によって、いままでと違う形で活かせる魅力があると思いますし、自分に自信がついたと思います。