総合満足度 講師 価格 教材 運営
4.04.0 5.0 5.0 5.0 2.0
良かった点
受講料の安さと通学のしやすさ
不満な点
スタッフが不親切
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公開日:2015/09/20

総合満足度4.0 4.0

投稿者:GSMAKさん(女性・37歳・大阪・大学院生)
店舗名 梅田駅前本校
利用期間 7ヶ月(2011年2月〜2011年7月)
受験資格
  • 社会保険労務士 2012年8月の試験を受験し、合格
  • 当時35歳
資格スクール選びで特に重視した点
  • 価格
  • 立地

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

このスクールは、歴史もあり、扱う試験種も多く、実績もかなりあるスクールなのでまずまず信頼はできます。

最も満足していることは、受講料が他校に比べてリーズナブルなため、勉強を始めるのに心理的な障壁が下がることだと思います。

社会保険労務士はいわゆる難関資格のため(私が合格した年は合格率約7%、翌年は約5%でした)、合格を目指す本気の勉強をするにはそれ相応の覚悟が要ります。

それはスクールに通うためのコストにおいても言うことができます。あまりに高額だと、それだけでチャレンジをあきらめる理由になってしまいますが、受講料他校に比べてリーズナブルだと「ダメ(不合格)かもしれないけど、思い切ってチャレンジしてみようか」と背中を押してくれる要因になり得ます。

とくにLECは、本試験直前期の単発の対策講座等も種類は豊富で(内容の良しあしは別として)、合格までのトータルのコストが小さく抑えられるのではないかと考えました。

逆に不満なことは、上記のリーズナブルさが裏目に出ているのか、本気の度合いの高い受講生が他校に比べて少ないような気がすることです。私はLECのレギュラー授業と並行して、直前期のみIDE、TAC、大原の直前講座を受講しましたが、IDEは相当勉強している受講生が多く、TACや大原もIDEには負けますが、よく勉強している受講生が多いと感じました。

正直IDEはちょっと特殊で受講生にもややクセはあるので単純比較はよくないかもしれませんが、LECは受講料が手軽な分、本気度の低い受講生が多く、モチベーション向上の点ではいまひとつかもしれません。

LEC東京リーガルマインドを選んだ決め手は?

  • 立地・場所の利便性
  • 良心的・手頃な価格
  • 知名度

上記と重複しますが、まずは受講料が他校に比べてリーズナブルであったことです。受講料があまりに高額だと、その試験に強い関心があってもなかなか受講申し込みをしようというところまではいかないものです。

次に、立地のよさがありました。私は当時は会社員をしながらの通学をしていまして、週2回仕事が終わってからスクールに駆けつける生活だったので、通学のしやすさはポイントでした。ここに無理があると、たぶん通学がおっくうになって続かないだろうと思います。

あえてもう1つ付け加えると、知名度というか実績もポイントにはなりました。LECは高校生の頃から名前は知っていましたので、資格の予備校としてはある程度間違いないという信頼がありました。

他の資格スクールと比較・検討しましたか?

レギュラーの通学講座(直前講習以外)としては他校は検討しませんでした。昔から知っていたスクールということで講座の申し込み以前にも受講を決めかねている段階で何度か訪れていたので、スクールに通うならここ!というのは決めていました。

また、他校の場所もなんとなく知っていたので、立地の点でも他校を検討する余地はなかったです。

講師5.0 5.0

私が受講した講座の先生は、当時LECの看板講師としてPRでもよく出ている先生でした。

その先生のよいところとして具体的には、授業が単調でなく適度に雑談をしたり実務の例を挙げて工夫されていること、理解しにくい複雑なところは板書や解説を重点的にしてくださったところ、腰が低く気さくな先輩みたいな親近感のもてるキャラクターであったところ、またそういうキャラクターの方なので質問がしやすかったところ、そして何より、受講生を心底応援しようとする姿勢をいつももっておられることでした。

講座の最終回には、先生がポケットマネーで買った合格祈願のえんぴつをその講座の受講生全員に配ってくださりとても感動しました。

価格5.0 5.0

総額 約120,000円(すみません、正確には記憶していません) *すべて込みの金額
内訳
  • 授業料:約120,000円

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

LECはどの講座も他校に比べて受講料は安いです。私は先生に恵まれたので、十分にコストパフォーマンスは高かったと感じていますが、私の同期で、本試験で不合格になりその後もLECに通っている友人の話によると、やはり先生によりかなり当たりはずれがあるような印象を受けます。

もっとも、先生の良しあしは受講生の好みにもよるので一概には言えませんが…。

それと、LECの講師はどの講座についても入れ替わりがすごく激しいです。少し前に看板講師としてデカデカとポスターが貼ってあった先生が、少しあとにはもう陰も形もなくなっていることがよくあります。

知り合いにLEC講師をしていた人が何人かいますが、講師の報酬が安い、その上、急に契約を打ち切りまたは更新しないという対応が講師を怒らせることがたびたびあったそうです。

講師のみならず、事務のスタッフの入れ替わりも大変激しく、離職率の極めて高い会社というのは有名なので、受講料が安いのは講師やスタッフの犠牲のもとで成り立っていて、そういう会社が提供するサービスは本当に質の高いものといえないのではないかという気もします。

教材5.0 5.0

太字や図表等が施されているので、読みやすく、重要なところがよくわかるようにはなっています。

私が勉強していた当時のテキストでは、各ページの横が備考欄のように区切られていて、そこに「この論点からこういう過去問が出た」と知らせるように過去問が記載されていたので、それで重要度合いや実際の本試験での問われ方等をリアルに実感することができ、役に立ちました。

それと、先生が独自に作成したレジュメ等もあり、それはわかりにくいところ、受講生はよく間違えるところを中心に図等も用いて解説してくださっていたので、テキストとセットで何度も読み返し、役に立ちました。

スクールの運営・サービス2.0 2.0

補講システム 私が受講したのはライブの講座だったので、振替として他の先生の収録DVDの貸し出しがあったように記憶しています(私は実際に使ったことはないので記憶は確かではありません)。
自習室 自習室あり、席数もありましたが、私は利用したことがなかったのでよくわかりません。

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

先に述べたように、スタッフの入れ替わりが激しく、教育や指導が行き届いてないといつも感じていました。

基幹校だったので他資格の受講生も多いので忙しいのだとは思いますが、不愛想でエラそうな対応をするスタッフが多かったように思います。スタッフの対応をみているとまさに安かろう悪かろうだなと思います。

ただ、直前講座等でTACと大原に行っていたときも、スタッフの対応はLECとさほど変わりませんでした。サービス業であるとかおもてなしの精神とかはかけらもないと思います。大規模校になるとそういう意識が希薄なのかもしれません。

一方でIDEのスタッフは丁寧な対応をしてくれると感じました。IDEは受講料は高いですが、講師といい、スタッフといい、高い質が担保されていると感じました。

資格スクール 全般 Q&A

どのようなきっかけで資格試験・講座受講に挑戦しようとしましたか?

私は受験時は勤務先で法務の仕事をしていて、社内のルールの策定等を社労士と一緒にする機会があり、そのときに労働関係の法律に強い社労士という資格に関心をもつようになりました。

当時、これからの自分のキャリアとか専門性について深く考え悩んでいた時期だったこともあり、専門家として社内の信頼も厚いその社労士をみていて自分もぜひ社会から高く評価される専門家になりたいと思ったのがきっかけです。

私は法学部出身で宅建等他の法律系資格はすでにもっていたので、社労士にチャレンジするのにハードルは高くなかったです。

資格のスクールを今検討している人に、「選び方・比較ポイント」としてどのようなアドバイスをしますか?

最も言いたいのは『通いやすさ』を考えて!ということです。

通学がおっくうになるようなら何の意味もありません。『通いやすさ』には立地、スタッフの対応、授業の面白さ等も含まれると思います。

資格の勉強は、もちろん資格の難易度にもよりますが、基本的に忍耐や根気が必要とされるものです。それを持続していけるかどうかは『通いやすさ』に左右されるのではないかと思います。

授業(クラス)の雰囲気が自分に合ってそうかがわかればなおよいですし、それはわかりにくいとしても、受講を検討する講師の体験授業を受けたり動画を見たりすることで、直感的に合いそうとか無理とかが判断できると思います。

それなりのコストをかけるのですから、勢いで決めずによく吟味していただきたいです。

どのくらい勉強しましたか? また、どのようにその時間を捻出しましたか?

LECの講座に通っていたのは、本試験のある年の2月はじめから7月末まででした。その間は平日は週2回講座に通い、家での勉強は1日1時間もできませんでした。直前期(8月)は4時間ほど勉強しました。

その年8月にあった本試験では不合格になったのですが、その年は本試験終了後、年末までまったく勉強しませんでした。

翌年年明けからは本試験まで心機一転勉強しました。平均して1日2時間、直前期も仕事があったので2〜3時間程度でしたが、その年は毎日コンスタントに勉強していたので着実に力がついたのだと思います。

授業で学んだことをどのように定着させましたか? 勉強方法で工夫した点は?

私は、フルタイムで仕事をしながら、なおかつ子育てと家事もしながらなので、机に座ってじっくり勉強する時間がなかなかとれませんでした。そこで、スクールの講師に勧められたとおり、細切れの時間を最大限活用しました。

例えば、通勤電車の中やちょっとした待ち時間等も無駄にせず、カバンにはいつも暗記本やテキストを入れておいて少しでも時間があれば見るようにしていました。

この細切れの時間が、逆に集中して暗記できる時間になりました。時間がないと思うからこそ限られた時間でなんとかしなければと必死になり、結果的にそれが合格につながったと断言できます。

勉強時間がたっぷりあるからよいとは限りません。要は集中力をどれだけ高められるか、必死になれるかだと思います。

モチベーションが下がったときの対処法は?

社労士の本試験は8月下旬にあります。そのため直前期は子どもの夏休みと完全にカブってしまいます。

私は初めての受験で不合格になりましたが、その年の直前期(8月)は子どもを実家に度々預けたりしながら、子どもはほったらかしで勉強しました。

いくら勉強とはいえ、親としては罪悪感でいっぱいでした。その年は不合格だったので「こんなことはそういつまでも続けていてはいけない、来年は絶対合格しないと来年もまたこんな悲惨な8月になってしまう!」と思いました。子どもと楽しい夏休みを過ごすことが私のモチベーションになりました。

2回以降の受験で合格の場合、前回不合格の原因はなんだと思いますか?

2回目で合格しました。1回目の不合格は、単純に勉強不足が原因です。細切れの時間をもっと大切に、仕事で忙しいことを言い訳にしないで必死にならなければならないのに、それができていませんでした。

社労士試験は一定の勉強時間を確保しなければ合格できない試験です。暗記量がすごいです。だから、ちょっとした空き時間も無駄にしないという強い意思をもってひたすら覚えてください。まずは暗記しなければ、応用的に問題に対応できません。

8月は子どものみならず大人もワクワクすることの多い月なのに、何もかも犠牲にして試験直前期を過ごすのはつらすぎます。来年は思いっきり遊ぶぞ!という思いを強くもてば、何が何でも今年合格しなければと思えてモチベーションにつながります。

この資格試験を取得してよかったと思うことはありましたか?

社会的な地位があります。「社労士をもっている」というとほぼ確実に「すごいですね!」という尊敬のリアクションがかえってきます。職場でも評価は確実に上がります。就職・転職でも確実に有利になります。社労士は難関資格なのでそれほど資格保有者がいないです。

まわりからの評価の他に、自分に確固たる自信が生まれます。「あの難関を乗り越えた」という自負は少々の困難も乗り越えられるという自信につながります。そして、専門家としての自負も強くなり、社労士として恥ずかしくない仕事をしようという思いも強くなりました。

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