総合満足度 金利 手数料 セキュリティ サポート
4.04.0 4.0 5.0 4.0 5.0
良かった点
振込手数料とATM手数料が無料
不満な点
普通預金の金利が非常に低い
Pocket

公開日:2015/07/20

総合満足度4.0 4.0

千一夜さん(女性・37歳・東京・自営業)
利用目的
  • 定期預金での貯金
  • 普通預金で出し入れを頻繁に行うための口座
利用期間 8ヶ月(2014年9月〜現在) *2015年4月現在
ネット銀行選びで重視した点
  • 利便性
  • 手数料・維持費
現在利用している銀行名とその目的
  • ゆうちょ銀行 *ネット取引の支払い
  • シティバンク *外貨の管理
  • みずほ銀行 *給与受け取り等

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

新生銀行の最も使いやすいところは、全国のATMがすべて24時間手数料無料で利用できることです。カード払いが多い生活をしていると、手持ちの現金が少なくなっていることに急に気づいて焦ったりするものですが、新生銀行に口座を開いてからは、近くのコンビニかATMにぱっと駆け込んで、いつでも手数料を気にせずに現金を引き出すことができ、とても助かっています。

また、新生銀行には預金金額等に応じて3つのランク分けがありますが、もっともランクの低い「スタンダードステージ」であっても、他行への振込手数料が月1回無料になるのは便利です。私は今3つめのランクである「プラチナステージ」なので、月10回まで振込手数料が無料になっており、ネットオークションの支払いに重宝しています。

自分のランクはこの画面で確認できます。

自分のランクはこの画面で確認できます。

更に、2週間で満期がくる定期預金のコースがあり、年0.10%という高金利なので、余剰資金はどんどんこのコースに預けています。満期後の処理を元利継続にしておけば、実質的に複利になるので効率よく預金を増やすことができます。実際、半年前に100万円を預けたところ、あっと言う間に500円以上も利息がついてうれしかったです。

2週間定期預金はこの画面から手続きできます

2週間定期預金はこの画面から手続きできます

他方で、新生銀行のデメリットは、普通預金の金利が0.01%と、ネット銀行の中では最低水準であることです。私は新生銀行をメインバンクにしており、クレジットカードの引き落とし等のため、普通預金には常に多めにお金を置いておかざるを得ないので、この点では他行の口座を利用した場合と比べ、損をしているのかなと思い残念です。

新生銀行を選んだ決め手は?

  • 定期預金の金利の高さ
  • 振込・引出手数料の安さ
  • 会社が信頼できる
  • 実店舗がある

新生銀行は知名度が高く、またネット専業ではなく実店舗も有しているので安心感がありました。すべてのATMから24時間無料で現金を引き出せるため、自宅の隣にあるセブンイレブンのATMでお金が下ろせるということも大きな魅力でした。

また、利用ステージに応じて振込手数料が月に何回か無料になること、2週間定期預金のシステムがあることも、新生銀行を選ぶ決め手になりました。

他のネット銀行と比較・検討しましたか?

セブン銀行、ソニー銀行、楽天銀行といったネット銀行を検討しましたが、どの銀行も時間帯等によりATMの利用で手数料を取られることが不満でした。また、どの銀行も、定期預金の金利がそれほど良くなかったため、選ぶに至りませんでした。

金利の高さ4.0 4.0

普通預金の金利 0.010%
定期預金の期間 2週間
定期預金の金利 0.10%

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

新生銀行には2週間満期の定期預金があり、超短期の定期預金にも関わらず0.10%の高い金利が得られます。しかも、満期後の処理として元利継続を選べば、実質的に複利方式で増えていきます。

このため、この低金利の時代でも、放置しておくだけでどんどん利息がつくので、私はとても気に入っており、当面使う予定のない余裕資金は常に2週間定期に入れておくようにしています。

他方で、普通預金の金利は0.010%と、ネット銀行としては際立って低い水準なのが残念です。プラチナステージで優遇後の金利でも、100万円以上預けて年0.020%しか金利がつかない状況ですので、普通預金金利という観点からは預けておく意味がありません。

私はクレジットカードや公共料金の引き落とし先も新生銀行を指定しているので、普通預金にある程度の金額を常に入れておく必要があるため、どうしてもそれなりの機会損失が生じてしまうのが不満です。

手数料5.0 5.0

よく利用する手数料のパターン
ネット振込
  • 利用頻度:月に何回も振込する
  • 手数料:ステージによって異なる 月1回まで0円、2回目以降は308円
  • 条件:スタンダードステージでインターネットによる振込で、他行宛ての場合
ATMからの引き出し込
  • 利用頻度:数ヶ月に一度ATMから引き出しをする
  • 手数料:0円
  • 条件:どこの銀行のATMであっても、24時間手数料ゼロ円です

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

各種手数料の安さは、新生銀行の最大のウリだと思います。
ネットによる他行への振込手数料は、スタンダードステージ(通常)でも月1回は無料です。預金金額等によりランクアップしてプラチナステージになると、月10回まで無料になります。私はネットオークションをよく利用するので、このシステムは本当に便利です。

また、プラチナステージになると、通常は4,000円程度かかる海外送金手数料が月1回無料になり、外貨為替手数料も1米ドル当たり片道7銭で済みます。私は外貨も持っているので、海外送金や両替が安く済んでとても助かっています。

また、新生銀行は、どこの提携銀行のATMからでも、24時間、手数料無料で現金を引き出すことができます。一部のATMでは、システム上、手数料が表示される場合がありますが、実際には引き落とされていないので大丈夫です。

以前、ゆうちょ銀行のATMを利用したときに、画面上に手数料が表示されて戸惑いましたが、あとで新生銀行の取引履歴をチェックしたら、手数料は引き落とされていませんでした。

実のところ、私はほとんどの支払いをクレジットカードと電子マネーで済ませているので、現金を引き出す頻度はそれほど高くありません。しかし、その分、財布に現金がほとんどなくなっても気づかず、外出先で慌てることがあります。そんな時でも、近くのコンビニや銀行ATMにぱっと駆け込んで、手数料を気にせず現金を引き出せるのでとても便利です。

新生銀行に慣れたら、他の銀行は面倒くさくて利用できないと思うほどです。

セキュリティ4.0 4.0

セキュリティ機能
  • キャッシュカードとは別に、セキュリティカードが導入されています。

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

キャッシュカードとは別に、文字・数字がランダムに記されたセキュリティカードが導入されています。
10種類の英文字と5桁の数字を組み合わせ、計50マスをつくり、それぞれのマス目にランダムに文字・数字が配置されたものです。ウェブサイトにログインするとき、口座番号やパスワードを入力した後に、セキュリティカード内の指定されたマス目にある文字・数字を入力することで本人確認が行われます。

率直に言って、セキュリティの強度としては、絶対安心というわけでないのかなと思います。過去にセキュリティカードの内容を盗み取ろうとするフィッシング事例があったことが報告されており、利用者として多少の不安は残ります。

新生銀行側も警戒しているようですが、ハードウェアのトークンによるワンタイムパスワードや合言葉などは導入されていません。あまりセキュリティを複雑にすると使い勝手が悪くなるので、様子を見ているのかもしれません。

私は、当面の対策として、先月から、自宅のパソコンに、ネットバンキングに強いとされるセキュリティソフトを入れています。

口座番号とパスワードを入力した後に表示される、セキュリティカード番号による本人確認画面

口座番号とパスワードを入力した後に表示される、セキュリティカード番号による本人確認画面

サポート5.0 5.0

新生銀行は、ネット専用バンクではなく実店舗も存在するので、ネット専業の他行と比べると「地に足がついている」という安心感があり、多額の預金をすることにためらいはありません。

また、新生銀行のテレホンバンキングは、自動音声ではなく人間のスタッフが、24時間、無料通話でサポートしてくれるので、とても気に入っています。電話のつながりやすさについても、数分間待たされる場合はありますが、大抵はすぐつながりますし、スタッフの対応もきちんとしているので信頼できます。

先に述べた2週間定期預金もテレホンバンキングだけで行うことができますし、金利のことなど疑問点があったらすぐに電話して解決できるので非常に安心です。

ネット銀行 全般 Q&A

ネット銀行・インターネットバンキングのメリットは?

1位 いつでもどこでも利用できる利便性
2位 金利の高さ
3位 実店舗と異なり待ち時間がないこと

ネット銀行・インターネットバンキングのデメリットは?

1位 セキュリティに関する不安

どのようなきっかけでネット銀行を利用しようと思いましたか?

海外赴任中、日本の銀行預金を動かすことができず不便だったので、当時利用していたシティバンクのネットバンキングを利用し始めたのが始まりでした。取引レポートをネットで見ることができるだけでも便利でしたし、急な送金の必要が生じても自分で対応できるので、家族に負担をかけずに済み助かりました。

帰国後は新生銀行など複数の口座を開き、ネットオークションの支払いや住宅ローンの繰り上げ返済に活用しています。

「ネット銀行の選び方」としてどのようなアドバイスをしますか?

ネットバンクは、従来の銀行と比較して、振込などの取引の利便性が高いことと、金利の高さが魅力です。各行に特徴があり、振込手数料の安さを売りにしている銀行もあれば、金利の高さを売りにしている銀行もあるので、可能であればそれぞれに口座を作っておき、振込用と貯金用とで区別して利用するのが最もお得な利用法だと思います。

ネット銀行をどのように活用していますか?

私はネットオークションをよく利用します。メインバンクの新生銀行では月10回まで振込手数料が無料なので、支払いはいつも新生銀行から振り込んでいますが、取引量が多い月は10回を超えてしまうことがあります。

そのような場合に備えて、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などでもネット取引ができるようにしています。

オークション利用者にはゆうちょ銀行の利用者が多く、ゆうちょ同士であれば振込手数料は掛からないので、大抵はゆうちょ銀行から入金することで、振込手数料を節約しています。

Pocket

関連リンク

このページのトップへ