総合満足度 金利 手数料 セキュリティ サポート
5.05.0 4.0 5.0 5.0 5.0
良かった点
ネット銀行ならではの多機能
不満な点
操作画面が少し複雑
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公開日:2016/01/12

総合満足度5.0 5.0

金利第一さん(男性・54歳・京都・会社員)
利用目的
  • 普通預金で出し入れを頻繁に行うための口座
利用期間 4年2ヶ月(2011年4月〜現在)*2015年6月現在
ネット銀行選びで重視した点
  • 利便性
  • 手数料・維持費
現在利用している銀行名とその目的
  • 住信SBIネット銀行  *日々の入出金・振込
  • ジャパンネット銀行 *オークション・ネット通販支払
  • オリックス銀行 *定期預金

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

住信SBIネット銀行は金利・手数料・利便性・多機能・セキュリティとあらゆる面からみて最高レベルのサービスを提供しており、現時点では最強のネット銀行の一つと言えます。もしも「ネット銀行ってあまり詳しくないんだけど、作るとしたらどれがいい?」と聞かれたら、私はこの銀行をお勧めします。

最も満足している点はネット銀行ならではの特質と操作性を生かした機能の多さです。例えば新興勢力であるネット銀行の弱点の一つとして、会社によっては給与自動振込口座として指定できないことがあります。

住信SBIでは毎月決まった金額のお金を他の銀行口座から自動的に移動させる「定額自動入金」という機能を手数料無料で使うことができるので、給与自動振込口座を変更することなく毎月自動的に住信SBIにお金を移すことができます。

また、目的別に自由に名前を付けて口座を作ることができる「目的別口座」というサービスも手数料無しで利用することができます。この目的別口座の中で定期預金を作成することもできるので、大学の学費や車の購入資金などの目的別に口座を作成してわかりやすく貯金、あるいは残金の管理を行うことができます。

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もちろんこのような機能は必要ない、あるいは設定するのは面倒、と言う人にとってもトップレベルの金利、多くのコンビニATMで手数料無料で入出金可能、他銀行の口座への振込が月3回まで無料、というだけでも十分使う価値があると思います。

逆にもっと積極的に資金運用もしたい、と言う人はグループ会社であるSBI証券との間で資金を自動的に共用することもできます。

このようにネット銀行初心者から日々活用しているベテランまで、幅広く満足させることができるネット銀行だと思います。

住信SBIネット銀行を選んだ決め手は?

  • 振込・引出手数料の安さ

私は以前からジャパンネット銀行を使ってきましたが、銀行振り込みの回数が増えて来たので手数料の安い銀行を探し始め、結果として住信SBIネット銀行を選びました。

他行宛振込であっても月3回まで無料というのが決め手になりましたが、使い始めてみると割と多くのネットショップ・ネットサービスが住信SBIの口座を持っていることに気が付きました。

住信SBI口座間の振込は24時間即座に行われ(リアルタイム振込)相手に振込の通知も行くので、たとえ深夜であっても振込を行ってから5分もすればそのサービスが使えるようになる、という業者もあります。

他のネット銀行と比較・検討しましたか?

他行への振込手数料の安さという観点で新生銀行と比較しました。しかし預金残高等、一定の基準を満たさないと無料にならないことと、当時少し経営的にごたごたしていたこともあり、住信SBIを選択しました。現時点で比較するとすれば新生銀行も引き続き最有力の候補になると思います。

金利の高さ4.0 4.0

普通預金の金利 0.02%
定期預金の期間 1年
定期預金の金利 0.2%

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

普通預金の金利はネット銀行としてはごく普通のレベルであり、特筆すべきものではありません。

定期預金の金利は非常に高いですが、これは2015年6月から10月に申し込んだ場合のキャンペーン期間限定金利です。ただ、今年の例でいえばボーナス時期に合わせて冬に4ヶ月、夏に4ヶ月、合計8ヶ月はキャンペーン期間なので、かなりの人がキャンペーンの恩恵を受けることができると思います。

この銀行で特筆すべきは「SBIハイブリッド預金」です。この預金はもともとグループ会社であるSBI証券との連携を行うためのものですが、銀行・証券どちらの口座からでも24時間いつでも好きな時にリアルタイムでお金の移動をすることができるにも関わらず、金利が0.08%と普通預金よりもはるかに高くなっています。

従って普段はハイブリッド預金にお金を置いておき、振込や出金が必要になった時に普通預金にお金を移すことにより、普通預金に近い使い勝手で高い金利を得ることができます。ハイブリッド預金は預金保険制度の対象なので、銀行に万一のことがあっても1,000万円までは保護されます。

ハイブリッド預金のデメリットとしてはSBI証券に口座を作る必要があげられます。この手続きは銀行申し込みと同様に本人確認書類の提出等煩雑なので、銀行と証券の口座を一度に作るのもよいでしょう。証券口座を作ったからといって株の取引等を行う必要は無く、口座維持手数料等も不要です。

また、ハイブリッド預金から直接ATMでの入出金や振込は行えず、一旦普通預金への振替が必要になります。処理はリアルタイムに行われるものの、ログインしてパスワード打って第3認証して、というのは急いでいる時には結構面倒です。

手数料5.0 5.0

よく利用する手数料のパターン
ネット振込
  • 利用頻度:月に何回も振込する
  • 手数料:0円
  • 条件:自行宛無料。他行宛月3回まで無料
ATMからの引き出し込
  • 利用頻度:月に何回もATMから引き出しをする
  • 手数料:0円
  • 条件:提携ATMでの手数料無料

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

振込手数料についてはネット銀行の中でも最強と言えます。自行宛振込は常に無料。他行宛も金額に関わらず月3回まで無料で、4回目以降も154円とかなり安いです。

新生銀行には月5回/10回まで無料というオプションがありますが、これを使うためには預金残高が100万円以上必要等の条件をクリアする必要があります。

ネットショップやオークション出品者が住信SBIの口座を持っているケースも増えてきているので、月3回無料と合わせると大抵の人が振込手数料を払うことなく活用できると思います。

ATMについてもイオン銀行、セブン銀行は入金・出金とも常に無料ですし、ゆうちょ銀行、イーネット、ローソンでも月5回までは無料です。こちらもほとんどの人は手数料無しで活用できるでしょう。

セキュリティ5.0 5.0

セキュリティ機能
  • Webサイトログインパスワード
  • 取引パスワード
  • 振込、設定変更時に認証番号表あるいはスマートフォンを用いた「スマート認証」
  • 振込、ATM出金時等自動通知メール

※体験者による情報提供のため、現状と異なる場合がございます。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

銀行のサイトにログインするときのパスワードとは別に、ほぼ全ての取引を行うときに「取引パスワード」という別のパスワードを入力します。

また、振込・パスワード変更・振込限度額変更等の重要な取引を行う際には、さらにキャッシュカードの裏に印刷された認証番号表の数字を選んで入力します。このように3種類の認証が必要となりますので、多少煩わしいですがセキュリティレベルはかなり高くなっています。

特にこの3番目の認証はパスワードを使うものではないので、万一パソコンがウイルス等の被害にあり、ログイン名とパスワードが知られてしまった場合でも被害を防ぐことができます。

パスワード以外の方法による第3認証が必要。

パスワード以外の方法による第3認証が必要。

認証番号表というのはちょっと時代遅れでセキュリティレベルも少し低かったのですが、最近スマートフォンアプリを使った「スマート認証」を使うこともできるようになりました。

これはあらかじめスマートフォンに認証アプリをダウンロードして設定しておくと、認証番号表の数字を入力する代わりに認証アプリでボタンをタッチするだけで認証が完了するというものです。

スマートフォンを使いこなしている人にとってはこちらの方がカードを持ち歩く必要が無くセキュリティレベルも高いので、うまく使い分けていけばよいと思います。

過去の履歴と認証が必要な項目が表示される。

過去の履歴と認証が必要な項目が表示される。

数字や文字の入力は一切不要。

数字や文字の入力は一切不要。

取引があった際の自動メール通知はかなり細かく設定することができます。例えばパソコンには全ての情報を通知、携帯のメールには出金、振り込み等の重要なものだけ通知、という設定をすることができます。

取引ごとにどのアドレスに通知するかを細かく設定できる。

取引ごとにどのアドレスに通知するかを細かく設定できる。

ATMでの出金も細かく設定でき、1回限り、あるいは60分だけ限度額を上げるということも可能なので、普段は必要最低限にしておき、まとまったお金を引き出すときだけ限度額を上げる、という習慣をつけておけば安心です。

サポート5.0 5.0

住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行と、SBI証券の持ち株会社であるSBIホールディングが親会社なので、世間的な知名度、資産運用のノウハウ、ネットへの取組において安心できるネット銀行だと思います。預金残高はネット専業銀行の中でもトップであり、会社としてもここ数年安定した経営状況です。

ハイブリッド預金も含めて、普通預金・定期預金は預金保護の対象なので、一般の銀行と同様に総額1,000万円までは銀行に万一のことがあっても保護されます。

多くの機能を提供していることもあって、ホームページの構成はかなり複雑です。ジャパンネット銀行やオリックス銀行が口座操作のページは商品・機能紹介のページとは完全に切り離してシンプルなものにしているのに対し、住信SBIでは口座操作と商品・機能紹介が入り混じっており、必要な情報へ到達するのに手間が必要で少し煩わしいです。

ただ複雑すぎて使い方がわからない、というレベルではないので、今のところサポートのお世話になったことはありません。

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